無知な社会から批判される病気
はーちゃんが隣りで寝てしまったからもう1記事書こう。
はーちゃんとくっついて寝るとほんわかあったかい♡
冬は「湯たんぽはーちゃん」に変身する。
かたやチッチは…まぁ単独行動ばかりで必ず独りソファで寝ている。
転職を繰り返してきた理由は体調を崩して暫く動けなくなること以外にもう一つある。
「批判」。
病気になったことがない人は世の中にたくさんいて、更にその人の家族もまた健康体ばかりで、周りにも病人が居ない、なんて人はいっぱいいる。
で、中には病気になるのは心が弱いからだ、とか、痩せすぎだからだ、とか、そんなものは気合で治る、とかって訳の分からないコトを言い始める人達がいる。
確かに、精神疾患は分かりにくい。
だって外見めっちゃ普通だから。
風邪引きました、骨が折れてます、ガンになりました、とかなら世の中は何故かスムーズに受け入れるのに、これが「精神疾患」となると、しかも過呼吸だけ目撃された、とかってなると「あの人なに？」みたいな白い目で見られ始める。
私はパニック障害と診断された後暫く、どんな会社に入っても病名は隠していた。どんな反応されるか怖かったし、面接でパニック障害ですと言えば採用されないだろうから。
葬儀屋を辞めて最初にバイトした会社で発作を起こしてトイレに逃げた時「甘えてないで働け」とキツく言われた。
そしたら周りの人たちも「あの人辞めるんじゃない？」「仕事出来ないんじゃない？」と段々離れて行った。
見た目が普通だと、具合が悪くても「病気」とは信じてもらえなかった。
それは診断書を出しても、だ。
「こんなの病気のうちに入らない。」と一蹴された。
こうなると精神的に追い詰められて→逃げるように退職→悔しい悲しい死にたい→みたいな負のループ期間に入る。
ただ、それが世の中に認知されることは無いんじゃないかと思う。
「鬱」というものがやっと理解され始めたばかりだから、まだ遠い未来のような気がする。
で、一番キツかった一言。
「うちはそーゆー変な病気の人、雇ったことないから。」
思わず笑いそうになった、コイツ今なんつった？
変な病気って 笑
失礼にも程がある、だいたいアンタも酒臭いまま出勤して仕事しないで携帯ゲームばっかしてんの最早病気だから。
暴言ハラスメントだ。
結局コイツ(一応上司)からはその後1年もの間(このキツイ1年は普通の1年より長かったよ。)一緒に仕事をしたけど、会社の方々で「あの子ちょっと変な病気なんだわ」と言いふらしていた。
ロクでもない大人だな、オマエの嫁子供が同じ病気になっても「変な病気、気持ち悪い病気」と言えるのか？そう思ってやり過ごしてるうちに、ご退職なさったのでいい気味だったわ。
よく耐えた、1年も。私偉かった、頑張った。
このように。
つまりは理解されないんだ、どこへ行っても。
まず世の中の大半の人間からしてみたら「精神科に通院してる」時点で「ちょっとヤダな」というふうになるのだろう、無知だとそうなるんだろう。
だから病気について知らないくせに批判だけしてくる。
攻撃してくる。
無知って怖いねー。
この先の事を考えるとまた同じ思いをするのかな、とも思うけど、そこは10年の経験で少し強くなった。
「言いたい奴には言わせとけ」「周りの目は気にするな」が私の中に定着した。
でもやっぱり、同じような経験をしてる人はいるわけで、理解されず辛い思いをしてる人はいるわけで、こういった病がもっともっと認知される世の中になれば良いのにな、と。
決して変な病気ではなく、脳の病気なんですよ。
心が弱いわけではなくて、寧ろ心が強いからこうなったんだ。と勝手に思ってる。
批判したい奴は勝手にしてろ。
そう思えるようになったこの頃でした。
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