J.REN’s 婆さんはご健在です。

人生の途中で出会った猫2匹と双極性障害とパニック障害

episode 2. 双極性障害二型の診断後

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先月、双極性障害二型と診断された日。

私の中で何かが崩れ落ちた。

それと同時に「やっぱりか。」という納得感も得られた。

まず病院の玄関を出て、ベンチに座ると、自動的に涙が溢れてきた。

止まらない。

ずっとパニック障害として通院してきた。

もうすぐ、薬も要らなくなる、治る、予定だった。

だから悔しかった、物凄く、言い表せないドス黒い気持ちが湧いてきて心が闇に包まれたみたいだった。

涙が止まらないから、そのまま母に電話を掛けた。

医師から「遺伝もある」という言葉を聞いた瞬間、思い当たる節があったのだ。

祖母だ…アイツだ…

嫁である母をいじめ、母が身体を壊すほどの破壊力を持つ祖母だ。

幼い私を虐待した、祖母だ。

私が実家を出て、一人で暮らさなければならなくなった、もっと言うと私から家族という幸せを奪った、壊した、大嫌いな人間だ。

カッとなる性格、そんな言葉では表せない破壊力を持つ彼女は、間違いなく昔から精神疾患だった。

と思っているし、90歳目前の今現在も破壊力は健在で、完全に頭が壊れているとしか思えない。

その血を引いていて、それが遺伝だと言うなら、双極性障害がそれだと言うなら、私は消えて無くなりたいと思っている。

上手く説明出来ないけど、とにかく悔しくて悲しかった。

1時間以上ベンチに座って泣いていた。

そしてそのまま、入社したばかりで休職していた会社に電話し「退職致します。」そう告げていた。

一時的に全ての思考回路がショートしていたのに、極めて機械的に事務的に電話で事の次第を説明している自分がいた。

人間も、停電になった時の非常灯みたいなものが備わっているんだな、と何となく思ったことははっきりと覚えている。